「俺もじいちゃんから話を聞いたのをきっかけに麻衣子を好きになったから、本当にじいちゃんのおかげだよ。じいちゃんがいなかったら俺たち、お互いのことを好きになっていなかったかもしれないから」
「そうじゃろう、そうじゃろう」
うまいことを言って、すっかり敏夫さんをいい気分にさせた上杉さんに、殺意さえ覚える。
「私はずっとふたりはお似合いだと思っていたんだ。だから岳人にアドバイスをしたんだ、男からアクションを起こさないとだめだと。それでお見合いを持ちかけ、ふたりっきりの時間を作ってもらいお互いの想いが通じ合ったと聞いた時は、天にも昇る思いだった」
よほど嬉しいのか涙ぐむ敏夫さん。
これはますます言い出しづらくなった。私と上杉さんは婚約はおろか、付き合ってもいないだなんて。むしろ好きじゃないし!
「泣くなよ、じいちゃん。俺も麻衣子もじいちゃんに笑ってほしくて今日報告に来たのに」
「そうだな、悪かった」
完全に私は置いてけぼりだ。
「そうじゃろう、そうじゃろう」
うまいことを言って、すっかり敏夫さんをいい気分にさせた上杉さんに、殺意さえ覚える。
「私はずっとふたりはお似合いだと思っていたんだ。だから岳人にアドバイスをしたんだ、男からアクションを起こさないとだめだと。それでお見合いを持ちかけ、ふたりっきりの時間を作ってもらいお互いの想いが通じ合ったと聞いた時は、天にも昇る思いだった」
よほど嬉しいのか涙ぐむ敏夫さん。
これはますます言い出しづらくなった。私と上杉さんは婚約はおろか、付き合ってもいないだなんて。むしろ好きじゃないし!
「泣くなよ、じいちゃん。俺も麻衣子もじいちゃんに笑ってほしくて今日報告に来たのに」
「そうだな、悪かった」
完全に私は置いてけぼりだ。



