「どういうことって……麻衣子ちゃんは岳人と婚約をしたことを私に報告しに来てくれたんじゃないのか?」
「婚約って……」
敏夫さんにまでそんな話をしていたの!?
ジロリと上杉さんを睨むと、彼は愉快そうに私から視線を逸らした。
「そうだよ、じいちゃん。今日は麻衣子と婚約したことをじいちゃんに報告しに来たんだ。……じいちゃんも嬉しいだろ? 夢が叶って」
上杉さんが言うと、敏夫さんはそれはもう嬉しそうに目を細めた。
「もちろんだとも。ずっと願っていたんだ。孫の岳人と麻衣子ちゃんが結婚してくれたらいいと」
ん? ちょっと待って。今、孫って言ったよね?
「え、敏夫さんがいつも自慢していたお孫さんって……もしかして上杉さんのことだったんですか?」
上杉さんと敏夫さんを交互に見ながら恐る恐る尋ねると、ふたりは顔を見合わせた。そして再び私を見ると、敏夫さんは首を捻り、上杉さんは必死に笑いをこらえている。
「もしかしてもなにも、麻衣子ちゃんはそれを知って今日来てくれたんでしょ?」
いいえ、敏夫さん。まったくなにも知らずにここに来ました。
「婚約って……」
敏夫さんにまでそんな話をしていたの!?
ジロリと上杉さんを睨むと、彼は愉快そうに私から視線を逸らした。
「そうだよ、じいちゃん。今日は麻衣子と婚約したことをじいちゃんに報告しに来たんだ。……じいちゃんも嬉しいだろ? 夢が叶って」
上杉さんが言うと、敏夫さんはそれはもう嬉しそうに目を細めた。
「もちろんだとも。ずっと願っていたんだ。孫の岳人と麻衣子ちゃんが結婚してくれたらいいと」
ん? ちょっと待って。今、孫って言ったよね?
「え、敏夫さんがいつも自慢していたお孫さんって……もしかして上杉さんのことだったんですか?」
上杉さんと敏夫さんを交互に見ながら恐る恐る尋ねると、ふたりは顔を見合わせた。そして再び私を見ると、敏夫さんは首を捻り、上杉さんは必死に笑いをこらえている。
「もしかしてもなにも、麻衣子ちゃんはそれを知って今日来てくれたんでしょ?」
いいえ、敏夫さん。まったくなにも知らずにここに来ました。



