絶対俺の嫁にするから~御曹司のイジワルな溺愛包囲網~

「いいだろ? いずれバレるんだし、みんな好意的だったじゃないか」

「それはそうですけど……」

先輩たちは私を気遣い、「これからもバシバシ指導してくれる」と言ってくれた。

でもあんまりだ、あんなバレ方は。だって石上君に聞いたら、資料室のドアは全開に開いていたと言うんだもの。
岳人さんが意図的にバレるよう、仕向けたとしか思えない。

「なぁ麻衣子、もういいだろ?」

布団を剥がされ、抱き寄せられる身体。

「よくありません、私は怒っているんですよ? 岳人さん、わざと資料室のドアを開けっぱなしにして、誰かに見られるように仕向けたんじゃないですか?」

疑いをかけると、あっさりと彼は白状した。

「なんだ、バレていたか。もういい加減、麻衣子は俺のものだって宣言したかったんだよ」

そして開き直る彼に呆気にとられる。でもなんか、岳人さんらしい。

「悪かったよ。……ごめん」

そして素直に謝られちゃうと、単純な私の機嫌は直っていく。