「え……どうしてここに?」
上杉さんが車を駐車した場所に、驚きを隠せない。
彼はエンジンを切ると、シートベルトを外した。
「今度は俺が話す番だろ? どうして麻衣子と結婚したいと思ったのかを。……それを話したくてここに来たんだ」
どういう意味? ここになにがあると言うの?
先に降りた上杉さんに続いて私も車から降り、目の前に立つ施設を見上げる。
ここは有料介護施設。専門学生時代、私が初めて実習に訪れた場所で、卒業後、今も月に数回、ボランティアに訪れている場所だった。
呆然と見上げる私を余所に、彼はスタスタと入口に向かっていく。
「あ、上杉さん……!」
急いで彼の後を追いかける。
だってここは有料施設。他の施設に比べて豪華な造りとなっており、警備も厳重で入居者の家族や知り合いも、受付でまず止められる。ボランティアだって身分をしっかり調べられるくらいだ。
それなのに上杉さんは臆することなく堂々と玄関を抜けていく。
上杉さんが車を駐車した場所に、驚きを隠せない。
彼はエンジンを切ると、シートベルトを外した。
「今度は俺が話す番だろ? どうして麻衣子と結婚したいと思ったのかを。……それを話したくてここに来たんだ」
どういう意味? ここになにがあると言うの?
先に降りた上杉さんに続いて私も車から降り、目の前に立つ施設を見上げる。
ここは有料介護施設。専門学生時代、私が初めて実習に訪れた場所で、卒業後、今も月に数回、ボランティアに訪れている場所だった。
呆然と見上げる私を余所に、彼はスタスタと入口に向かっていく。
「あ、上杉さん……!」
急いで彼の後を追いかける。
だってここは有料施設。他の施設に比べて豪華な造りとなっており、警備も厳重で入居者の家族や知り合いも、受付でまず止められる。ボランティアだって身分をしっかり調べられるくらいだ。
それなのに上杉さんは臆することなく堂々と玄関を抜けていく。



