「……悪いが、おばさんが俺のどこを好きになったのか聞いたところから。びっくりしたよ、玄関先で有坂社長と会って、急いで出張を切り上げて今朝の便で戻ってきたと聞きながら病室の前に来たら、そんな話をし始めたんだから」
もしかしてお母さん、ふたりが来ていることに気づいてわざと私にあんなことを聞いてきたのかもしれない。
「そうだったんですね。……私がお母さんに話したことは全部、本当ですよ?」
「――え」
驚く彼に素直な想いを伝えた。
「お見合いをするまでは、上杉さんのことは正直苦手でした。……でも知れば知るほど誤解していたことに気づき、本当の上杉さんを見て知って、いつの間にかどうしようもないほど、好きになっていました」
「麻衣子……」
上杉さんは瞬きすることなく私を凝視する。
もしかしてお母さん、ふたりが来ていることに気づいてわざと私にあんなことを聞いてきたのかもしれない。
「そうだったんですね。……私がお母さんに話したことは全部、本当ですよ?」
「――え」
驚く彼に素直な想いを伝えた。
「お見合いをするまでは、上杉さんのことは正直苦手でした。……でも知れば知るほど誤解していたことに気づき、本当の上杉さんを見て知って、いつの間にかどうしようもないほど、好きになっていました」
「麻衣子……」
上杉さんは瞬きすることなく私を凝視する。



