絶対俺の嫁にするから~御曹司のイジワルな溺愛包囲網~

どうしよう、どうしたらいい!? 近いうちに上杉さんに好きって伝えるつもりだったけど、こんな形で伝えるつもりはなかった。
しかもお父さんにまで聞かれるなんて……!

恥ずかしすぎて、目の前に大きな穴があったらすっぽり収まりたい。

どこを見たらいいのかわからなくなり、ただ自分の膝を見つめていると、お母さんに背中を押された。

「ほら、麻衣子。お父さんも来てくれたし、お母さんはもう大丈夫だから。あなたは家に戻ってゆっくり休みなさい」

そう言うとお母さんは上杉さんを見た。

「ごめんなさい、岳人君。もうしばらくこの子のことをお願いしてもいいですか? 私もしばらく入院することになるし、お父さんも出張を切り上げてきてくれたんだもの、忙しくなるでしょうし。お父さんもその方が安心でしょ?」

お母さんに言われ、お父さんも戸惑いながらも頷いた。

「そうだな、悪いがおねがいできるだろうか」

「あ、はい。それはもちろんです」

「ありがとう。よろしくお願いします」

するとお母さんは、とんでもないことを言い出した。

「あ、でも今日はしっかり麻衣子を休ませてあげてね」

「……っ!? ちょっとお母さん!?」

なんてことを言うの!?

さすがの上杉さんも返答に困り果てている。お父さんに至っては絶句している。

私たちそれぞれの様子を見て、お母さんは嬉しそうに笑う。