絶対俺の嫁にするから~御曹司のイジワルな溺愛包囲網~

そこで学び、福祉の分野でやりたいことを見つけ卒業後に四年制の大学へ進学。つい最近、二十四歳で卒業したばかりだった。

「お互いの知りたいことは、車内でゆっくり話そう。……だからほら、早く乗って」

たしかに私も詳しく聞きたい。どうして上杉さんが私の学歴まで知っているのかを。そしてどうして私と結婚したいと思ったのかを。

「……わかりました」

助手席に乗り込むと、彼はドアを閉めてくれた。そのまま運転席に回り乗り込むと、エンジンをつけて車は発進した。

車内は爽やかなムスク系の香りに包まれ、洋楽が流れている。

お父さん以外の男性が運転する車に乗るのは初めてで、ソワソワしてしまう。

おまけに助手席だし。こんなの、緊張しない方がおかしいよね。

なんて自分に言い聞かせている間にも、上杉さんが運転する車はどこかに向かっている。いい加減、行き先を教えてもらわないと。

「あの、上杉さん。どこに行くんですか?」

ハンドルを握る彼の横顔を見ながら問うと、上杉さんは前を見据えたまま答えた。