石上君の言う経理の山本さんというのは、私たちと同じく本社に配属された同期だ。
たしか経理にはもうひとり、同期の安藤さんが配属された気がする。
「山本さんたちがどうしたの?」
真理愛が聞くと、石上君は神妙な面持ちで話し出した。
「それがさ、意味のわからないことばっかり聞かれたんだ。上杉部長を殴った相手に心当たりあるかとか、介護事業部内で怪しい人物はいないかとか」
彼の話を聞き、真理愛と顔を見合わせ目を瞬かせてしまう。
「上杉部長が今度は誰と関係を持ったのか、知っていたら教えろって言うんだ。酷いと思わないか? 真面目でカッコいい上杉部長がまるで遊び人みたいに言うんだぜ? 頬にケガしたら、女に殴られたんだって決めつける神経が信じられない」
石上君はすっかり上杉さんの虜というか、信者のひとりになっている。
そんな彼は上杉さんの噂などまったく信じていない様子。
「有坂もそう思うだろ? 上杉部長のような誠実な人が、女性に手を出して殴られるとか、あり得ないよな!?」
たしか経理にはもうひとり、同期の安藤さんが配属された気がする。
「山本さんたちがどうしたの?」
真理愛が聞くと、石上君は神妙な面持ちで話し出した。
「それがさ、意味のわからないことばっかり聞かれたんだ。上杉部長を殴った相手に心当たりあるかとか、介護事業部内で怪しい人物はいないかとか」
彼の話を聞き、真理愛と顔を見合わせ目を瞬かせてしまう。
「上杉部長が今度は誰と関係を持ったのか、知っていたら教えろって言うんだ。酷いと思わないか? 真面目でカッコいい上杉部長がまるで遊び人みたいに言うんだぜ? 頬にケガしたら、女に殴られたんだって決めつける神経が信じられない」
石上君はすっかり上杉さんの虜というか、信者のひとりになっている。
そんな彼は上杉さんの噂などまったく信じていない様子。
「有坂もそう思うだろ? 上杉部長のような誠実な人が、女性に手を出して殴られるとか、あり得ないよな!?」



