絶対俺の嫁にするから~御曹司のイジワルな溺愛包囲網~

「あれ……私……」

身体のあちこちが痛い。それもそのはず。ソファに寄りかかったまま寝ていたのだから。
そして隣から聞こえてくる規則正しい寝息に、ハッとなる。

そうだ、私昨夜は上杉さんの家に泊まらせてもらったんだ。それで遅くまで仕事の話をしていて……。

ゆっくりと隣を見ると、私に体重を預けてスースーと寝息を立てている彼の端正な顔が間近にあり、悲鳴を上げそうになる。

やだ、いつの間にかふたりとも寝ちゃっていたんだ。……もしかして私も上杉さんに寄りかかって寝ていた?

彼のぬくもりを感じ、かぁっと身体中が熱くなる。

ど、どうしよう今何時? 今日は会社だし、そろそろ起きないといけない時間?

それにしても上杉さんってば、よく目が覚めないよね。彼のスマホのアラーム音がずっと鳴っているというのに。

身をよじって少しだけ距離を取り、顔を上げて上杉さんの寝顔をまじまじと見る。

深い眠りに就いているようで、起きる気配がない。