絶対俺の嫁にするから~御曹司のイジワルな溺愛包囲網~

「この家に上げた女性は、麻衣子が初めてだから」

「――え、本当ですか……?」

信じられなくて大きく目を見開く。すると上杉さんはムッとなる。

「本当だよ。嘘をついてどうする。……言っておくけど、この先も家族以外で家に上げる女性は麻衣子だけだからな?」

髪をわしゃわしゃっとされ目を瞑るも、すぐに開くと上杉さんと鏡を通して目が合う。

信じてもいいんだよね。この家に上がったのは、私が初めてだって。

そう思うと、胸がキューッと締めつけられて苦しくなる。

「家にいる間、いくらでも家の中を詮索してくれて構わないから。麻衣子に見られて困るものはなにもないから」

堂々と言うと髪を乾かし終えた上杉さんはドライヤーのスイッチを切り、最後に手で私の髪を整えてくれた。

「はい、できた」

「……ありがとうございます」

満足そうに微笑む彼に、ドキドキが止まらない。

「冷蔵庫の中のもの、好きに飲んでいいから。俺も風呂入っちゃうな」

「わかりました……って、ちょっと上杉さん!?」