敏夫さんの隣に腰掛け、色とりどりの花が咲き乱れている花壇へ目をやる。
花の甘い香りが風に乗って運ばれてきた。
「綺麗に咲いていますね」
「そうだね。……昔は花になんて興味はなかったのに、今では季節ごとに新たに咲くのが楽しみで仕方ないんだ」
私も敏夫さんと同じかも。
介護の勉強を始めるまでは、それほど花に興味がなかった。でも専門学校へ進学し、実際に施設での実習がはじまると、どこの施設にも花が植えられていて、そして入居者や利用者の中に花に詳しい人がたくさんいた。
話を聞くたびに興味を持ち、こうして眺めていると素直に綺麗だなって思うようになったから。
しばし花壇で咲き乱れる花を眺めていると、敏夫さんは周囲をキョロキョロし始めた。
「今日は岳人と一緒じゃないの?」
「あ……はい、今日は敏夫さんに渡したいものがあって……」
今日ここに来た目的を思い出し、バッグの中から綺麗にラッピングされたプレゼントを手に取り、敏夫さんに差し出した。
「初めてのお給料で、本当に些細なものですが敏夫さんにプレゼントしたいと思っていて……。よかったら受け取ってください」
「そうか、初めての給料で……ありがとう」
花の甘い香りが風に乗って運ばれてきた。
「綺麗に咲いていますね」
「そうだね。……昔は花になんて興味はなかったのに、今では季節ごとに新たに咲くのが楽しみで仕方ないんだ」
私も敏夫さんと同じかも。
介護の勉強を始めるまでは、それほど花に興味がなかった。でも専門学校へ進学し、実際に施設での実習がはじまると、どこの施設にも花が植えられていて、そして入居者や利用者の中に花に詳しい人がたくさんいた。
話を聞くたびに興味を持ち、こうして眺めていると素直に綺麗だなって思うようになったから。
しばし花壇で咲き乱れる花を眺めていると、敏夫さんは周囲をキョロキョロし始めた。
「今日は岳人と一緒じゃないの?」
「あ……はい、今日は敏夫さんに渡したいものがあって……」
今日ここに来た目的を思い出し、バッグの中から綺麗にラッピングされたプレゼントを手に取り、敏夫さんに差し出した。
「初めてのお給料で、本当に些細なものですが敏夫さんにプレゼントしたいと思っていて……。よかったら受け取ってください」
「そうか、初めての給料で……ありがとう」



