絶対俺の嫁にするから~御曹司のイジワルな溺愛包囲網~

きっと敏夫さんから聞いたんだよね?

「じいちゃんにも今度会ったら伝えてやってよ。……麻衣子になんでも話せる友達がいないことを、心配していたんだ」

あぁ、やっぱり情報源は敏夫さんだった。

でもそっか、私がなんでも話していたせいで、敏夫さんに色々と心配かけていたんだね。
そう思うと申し訳なくなる。

「今度、敏夫さんに会ったら伝えます」

「あぁ、そうしてやって。……でも本当によかった。麻衣子に友達ができたかと思うと、俺まで嬉しくなるよ」

まるで自分のことのように喜ぶ彼の姿に、胸がキュンとなる。

「……どうして上杉さんが嬉しくなるんですか」

なぜか恥ずかしくなり可愛げのないことを言ってしまい、すぐに後悔。本当は上杉さんに喜んでもらえて、嬉しいと思っているのに。

視線を泳がせていると、彼は急に私の肩を掴んだ。

「わっ!?」

びっくりして上杉さんを見ると、なにやら彼は難しい顔をしている。そして恐る恐る聞いてきた。

「その友達って、もしかして男か……?」

「――え、いえ……女の子ですけど……」