絶対俺の嫁にするから~御曹司のイジワルな溺愛包囲網~

上杉さんは私のことを好きだと言ってくれたけど、これから先もずっと同じ気持ちでいてくれるとは限らない。

「人の気持ちなんてコロコロ変わって当然。……結婚して変わらない気持ちを持ち続けていられるのは、お互いが相手を想い、好きでいてもらえるように努力があってこそだと思う」

私も同感。おじいちゃんとおばあちゃんがそうだった。お互いのことを思いやり、尽くし、尽くされていた。お父さんとお母さんだってそうだ。

「上杉部長のことが好きなら、がっちり掴んで離さないようにしないと、女豹や他の人に取られちゃうからね?」

「……うん」

正直まだこの気持ちの正体に確証を持てない。……でも確実に私の中で上杉さんの存在は以前とは違っている。

あんなに苦手な人だったのにな。真理愛のように私も彼のことを好きになるのだろうか。
この先、もっと同じ時間を共に過ごしたら気持ちは変化していくのかな。

上杉さんとはあの食事の日以来、ふたりっきりで会っていない。仕事が忙しいようで、休日出勤もしているくらい。