… ぼんやりした意識のなか、 聞き慣れた声がする。 「モモ先輩!大丈夫ですか? 身体、持ち上げますよ。」 声の主は、躊躇いなく… 倒れ込んだ私を 抱きかかえ歩き始めた。 「ユキくん…重いよ私。」 私、結構重いはずなのに。 全くふらつく様子もなく、 ガッシリと私の身体を抱えて 移動してゆくユキくん。 …こんなに力があったんだ。 後輩の男な一面を肌で感じ、 余計に身体が 火照っていくような気がした。