カチカチっとパソコンを打って、皆、帰ってどれくらいたったか分からない。


カチカチ



「ぁぁあ、終わった」




肩に重しが乗った重さを感じるし目の奥がじーんと痛くなってる。



顔を上げて右手で目尻を親指と人差し指で押さえた。


目の疲れがあり電源を切ろうとしたら


『青井莉緒さん、
恋愛に臆病になってませんか?
周りは、次から次へと結婚して取り残された気がしませんか?
恋愛って、深く考えず自然に恋をして頂きます』


ピンクの画面のキューピッドが浮かんでるが莉緒は、突っ込みたい。


選ばれた人って、何よ。


恋愛なんて興味ないしこの画面が苛つく。


「もう、何よ。
選ばれた人って何?
恋愛なんて興味ないし出てこないでよ」


画面に向かって疲れた体で言った。