「有難う、葉菜。
無理そうになったらいつでも言って。」

「わかった。」

無理だなんて絶対に思わないよ。

楓が無事、
合格出来たら
また一緒に出かけたりできる。

それを思えば
多少の我慢だってできるよ。

「葉菜、
俺も好きだよ。」

今度は触れるだけの
短いキスだった。