先輩彼氏✕後輩彼女

その日、私はそのまんま寝ていたみたい。

朝起きてめちゃくちゃ
お腹が空いた。

夜ご飯も食べてないもんね。

急いで朝ごはん済ませて
学校に行く支度して家を出た。

あの児童公園で
楓と待ち合わせしてるから
急がなきゃ!

珍しく朝シャンして
髪が中途半端に乾いてる。

そして、楓の前では初めて
髪の毛を下ろしてみる。

いつもより、緊張しちゃうな。

変、じゃないかな。

恋すると、
こんなにも意識するようになるもんなんだ。

今までこんなこと知らなかった。

走ったおかげで待ち合わせの時間に間に合った。

ベンチに座って眠たそうにする
楓の姿を見つけた。

「おはよ!楓!!
待った、よね?」

「うん、おはよ。
すげぇ、待ったんだけど。」

ゔゔっ。

素直に言われるとグサッとくる。