「すみれー!そろそろ帰ろー。」
面倒くさそうな口調でいうのは、アタシの親友の田邊美沙(たなべみさ)。
(ま、飽きてきたし帰るか・・・・。)
「だねー。帰ろー」
「じゃあね~。花村!」
「また明日も楽しませてね~♡」
小さく泣いている花村を横目で見て嘲笑う。
そしてまた、新しい遊びを考える日々。
アタシ達は、びしょ濡れの花村を残して学校を後にした。