菜々side


わたしは見たの
貴方が浮気するところ。
言い訳しちゃって〜。
なんで男ってこんなにも馬鹿なのかしら。
言い訳しなければいいのにね、次は気おつける?無理に決まってるでしよ…。
まぁ、今回は最初だから許してあげる。





でも次やったら許さないから。






言ったわよね、命に替えても浮気はしないって…
ちゃーんと守ってね?

ま、切り替え切り替え!
よし今日もお見送り〜
「雪くん」
私がそう呼ぶと
「なあに?」
と笑顔を向ける。
ああ、やっぱり大好きだ。
私雪くんしかいないの。
「頑張ってね!」
「ありがとう」



それから1ヶ月後のある日……
「ねーゆきくーん」
「ん?」
「ねぇ、見てみてこれ、ネイル」
「お、いーじゃん可愛い」
「うふふ。ありがとう」
ピンポーン

誰かが来た。
雪くんが何だよ今いいとこなのに〜ってw
「ゆきくーん♡」
……え?
女の声…?
「きちゃった〜♡」 「お、おい今来るなよ」
……プッチーン
へええ、そーなんだあ。
やっぱり浮気してたんだねえ…。


…許さない許さない許さない許さない
ユルサナイ ユルサナイ ユルサナイ
絶対に。



「あなただーれ?」
「あ、菜々…」
私は服を脱いでタオルだけ巻いてでた。
女の方は
「え、だれこの人。雪斗浮気してたの!?」
あら、知らなかったの?
貴女も同じね。
可哀想に…。
今度はいい人見つけるのよ。
そう心で言ったあと雪くんに言おうと思ったら
「あの!菜々さん?」
…え?
な、なによ…
「少し話しませんか?」