翌日。




『美咲ー』




入ってきたのはパパだった。





『どう?調子は』





「パパ……。」





パパを見るなり緊張してた糸が切れたように涙が出てきた。




ずっと今までのことをパパに知られたらパパはどういう気持ちでいるんだろうって、すごく不安だった。
だけどパパの顔を見て、緊張の糸がプツッと切れて…涙が一気に流れてきた。





『全部聞いたよ…。大丈夫だからな。』





怒られるかも知れないって思っていたこともすっかり忘れて、逆に慰められている。




「ごめんなさい……。」






『大丈夫だからな。もう泣かないよ。』





そういうと、私を胸に抱いてしばらく動かなかった。