ピッピッピッ





遠くから聞こえてきた機械の音が、次第にはっきりと聞こえ、目を覚ました。







えっと……。ここはどこ?






うっ…痛い。






激痛ではないが、お腹辺りに張っている感じがすると同時に、痛みが押し寄せてくる。





痛い……。






体は力が入らないでいるので、ナースコールを探すこともできない。
誰かいないかな……。






天井を見つめたまま、何が起きたのか大抵は予想できた。






隠れていたところを見つかって、その後、激痛が襲って、気づいたらここにいる。






はぁ……何てことをしてしまったのか。
梶田先生も看護師さんも怒ってるだろうな……。パパに知れたら、ってもう知られてると思うけど、どうしよう。





温厚なパパだけど、怒ったら怖い……。






あぁ、私の人生、終わった……。