ニコリ、最高の笑みを見せるとあんぐり口を開けていた皆は一斉にため息をついた。
「お前、女なんだろ?」
『ん?そーだけど??』
今更そんなことを確認すんのか。
「そこはよぉ。
そんなに見つめられたら照れちゃう☆
って言うとこだろ?」
コウキが裏声を出して、女を演じている。
こんなにも不快極まりないことはないだろう。
鳥肌もんだ。
『そりゃ〜、漫画の読みすぎでしょうよ。
だいたい、そんなこと言うヤツが男装なんてするはずないっしょ?』
短い自分の髪をツンツン弄る。
ウィッグなんかじゃない、自分の髪の毛。
「それもそうだな!
お前が、女っぽいこと言ってたらそれはそれで気色わりぃな!!」
屈託のない笑みを見せ、俺の正面に座るコウキに不覚にも殺意が湧いた。
自分で思う分にはイライラしないことも、他人に言われるとこうもイライラするのか。
「お前、女なんだろ?」
『ん?そーだけど??』
今更そんなことを確認すんのか。
「そこはよぉ。
そんなに見つめられたら照れちゃう☆
って言うとこだろ?」
コウキが裏声を出して、女を演じている。
こんなにも不快極まりないことはないだろう。
鳥肌もんだ。
『そりゃ〜、漫画の読みすぎでしょうよ。
だいたい、そんなこと言うヤツが男装なんてするはずないっしょ?』
短い自分の髪をツンツン弄る。
ウィッグなんかじゃない、自分の髪の毛。
「それもそうだな!
お前が、女っぽいこと言ってたらそれはそれで気色わりぃな!!」
屈託のない笑みを見せ、俺の正面に座るコウキに不覚にも殺意が湧いた。
自分で思う分にはイライラしないことも、他人に言われるとこうもイライラするのか。


