俺、男装少女だから。











「平気よ、大丈夫。
ありがと、なっちゃん。」













あの人も同じだった。
あの人だってこうだったんだから。



そう自分に言い聞かせて俺は寮を出た。
弱くて限界を超えて叫ぶ自分を置き去りにして。