2階にある渡り廊下に足を進める。
「よく覚えてんなお前。」
ありえない、と言わんばかりに紅騎は口にする。
『この前すこーし見てたからね。
案内図、しっかりは覚えてないけど大雑把にならだいたい把握した。』
これから3年間通うんだ。
嫌でも校内のことなんて知れるだろう。
「あ、ここ。
受験の時に使ったところですね。」
「あぁ、本当だ。
全然気づかなかったや。」
言われてみればそうだ。
受験の時は東棟にある職員玄関から入った。
そのせいかすぐには分からなかった。
『あ、こっち。
降りないと。』
通り過ぎそうになった階段を降りて、直ぐに保健室は見つかった。
予想通り保健室で身体測定が行われていた。
保健室の前には、順番待ちの生徒たちが並んで騒いでる。
ジャージの色が緑だから、1つ上の学年だ。
因みに俺たち新入生は青。
2つ上の学年は赤。
「よく覚えてんなお前。」
ありえない、と言わんばかりに紅騎は口にする。
『この前すこーし見てたからね。
案内図、しっかりは覚えてないけど大雑把にならだいたい把握した。』
これから3年間通うんだ。
嫌でも校内のことなんて知れるだろう。
「あ、ここ。
受験の時に使ったところですね。」
「あぁ、本当だ。
全然気づかなかったや。」
言われてみればそうだ。
受験の時は東棟にある職員玄関から入った。
そのせいかすぐには分からなかった。
『あ、こっち。
降りないと。』
通り過ぎそうになった階段を降りて、直ぐに保健室は見つかった。
予想通り保健室で身体測定が行われていた。
保健室の前には、順番待ちの生徒たちが並んで騒いでる。
ジャージの色が緑だから、1つ上の学年だ。
因みに俺たち新入生は青。
2つ上の学年は赤。


