風が冷たくなった頃

一人公園の街灯のした

明かりは
私を囲むほどしかなくて
小ささに触れて
  込み上げる涙

寂しい?
悲しい?
怖いの?
いつの間にか
君はそこにいて
心配げに聞いてくる‥

ただ…ただ切ないだけ
寒さは心を痛くする
マフラーやジャケットで
温めても
小さな心は冷たいまま

「涙はダイヤモンド」
君は教えた
「ダイヤモンドの輝きはダイヤモンドで出来てるんだ。だから、綺麗な涙は‥我慢してきた悲しい涙でできているんだよ」

だから
 涙は・・・

「帰ろう」

2人の伸びた影に誓った
なかないょ