柏木くんにはヒミツがある。



柏木くんが、私を好き?
本当に?



「これでもまだ信じられない?」



顔を覗き込んできた柏木くんに、私は首を振った。



「信じる、信じるよっ」

「そう、良かった」



優しく笑う柏木くんは、やっぱり私にはキラキラ輝いて見える。

まさか柏木くんと、両想いになれるなんて。

夢にも思わなかった。



「夢じゃありませんように、って、必死に願うくらいだよ……」



ギュッと、柏木くんの手を握り返した。

その瞬間、ふはって柏木くんが吹き出すから、驚いてしまったじゃないか。



「はは、ほんとーに……何でそんな嬉しいこと言ってくれるの」

「……」



とても嬉しそうに笑う、そんな柏木くんに。