柏木くんにはヒミツがある。



「うー……でも、でもっ、」

「なんで?俺は三木から好きって言われて嬉しかったのに。三木は嬉しくないの?」

「う、嬉しいに決まってるっ。ただ、やっぱり信じられなくって……」



右手でほっぺたをつねってみる。

痛い、ってことは、夢じゃない。



「じゃあ、信じてくれるまで好きって言えばいい?」

「えっ、えっ!」



地べたに座っている私の前にしゃがみ込んで、柏木くんは首をコテンと傾けた。

な、何その仕草……か、可愛い……。



「何言ってんの?三木のほうが可愛いよ」

「ええ……!?ちょ、だから読まないでって……っ」

「俺のせいで首まで真っ赤になってるし、好きって言われて"信じられない"って泣きそうになってるとこも、可愛い」