「茉梨ちゃん、本当にごめん!」

「大丈夫!吉井くんは気にしないで!」



わたしと洸が話さなくなったことに吉井くんは責任を感じて何度も謝ってくる。

一緒にいなくなってから、湊とはあんまり話さなくてもわたしとは話していた。


でももうわたしとも話さない。



幼なじみ3人だったけど、いまはそんなくくりにならない。


洸は幼なじみってことも忘れてるかな。

元々幼なじみに特別な思いはないのかな?


そうだったのかもしれない。

だから、もういいんだ。


洸の気持ちがわかったから。




「茉梨ちゃん……」

「気にしなくていいよね、湊」

「うん。洸はほっとけ」

「だって湊は、その……あんまり、さ……」

「元々仲良くなかったよ」