「ちょっ、何してんの、離して」 なんども押し返すけど、あたしの力ではうんともすんとも動かない。 「凛花、照れてるの…?本当、凛花って可愛いね」 「そういう冗談、本当にいいから離せ!」 「そんなに暴れなくても分かったからさぁ…はい」 ピッタリと密着していた身体と身体に、急に距離ができた。