CAN'T GO BACK






飛鳥から、久しぶりに話を聞いてほしいと言われたので、放課後に飛鳥の家の近くの公園で会うことにした。

もともとあたしの家から飛鳥の家まではあまり遠くなかったし、ちょうどよかった。




「凛花。久しぶり」

「飛鳥、久しぶり…。あれ、背、また伸びた?」

「あー…うん。今176くらいかな?凛花は全然変わってないね」

「……なんかそれ、嬉しいよう嬉しくないような…」

「いつも通り、可愛いって事」


そう言って、ギュっとあたしの腰の辺りに手を回して抱きしめてきた。