ヲタクに恋した隼人くん


次の日、俺はさすがに2日連続の遅刻は嫌だったので、いつも通りに登校した。

ゆっくりと時間の流れる通学路。

昨日は昨日でよかったけれど、やっぱり俺は静かに朝は迎えたい。

友達からオススメされた曲を聴きながら歩いていると、いきなり誰かにイヤホンを抜かれた。

「何聞いてるのー?もしかしてととてん?」

あの子だった。