美奈が好きな男の子と付き合って欲しい。
そしたら、私が美奈を傷つけたとしてもその子に行けるでしょ?逃げ場がある。
美奈が私の事大事な友達だって思ってくれてるのはちゃんと分かってる。
自意識過剰とかそういうんじゃなくて、目とか態度とか。
だからこそ、タイムリミットが0になった時傷つけてしまう。
結ばれると、いいな⋯⋯。
そう思いながら日誌を書く。
「⋯⋯中瀬さん?」
急に私の名字が呼ばれてその声の方向を向く。
「市川くん?」
なんでここに居るんだろう。いつもは友達と遊びながら帰ってるって聞いたことあるのに。
「日直?」
「⋯⋯そう。日誌書いてたの」

