あ、そう言えばみんな決まったんだろうか。



ちらっと周りを見るとまだ決まってないみたい。



ほとんどの女子が市川くんとなりたかったみたいでずっと声かけるタイミングを見計らってたらしい。



なので、私は睨まれる羽目になってしまってる。



えぇ、私何もしてないのに。



あ、華和さん。



華和さん悲しそうな顔してる。



なんか申し訳ないな。



でも、私も1番男子でましなの市川くんなの。



って心の中で言っても聞こえないけど。




「よし、みんな決まったかしら」



そういう担任の言葉で辺りを見回すと既にみんなグループが作れていた。



いつの間に。