「あ、そ、それだけです⋯⋯!ありがとう!」


そういった途端華和さんはパーっと走り去ってしまった。


「もうー、なんなのー!湊くんと付き合ってるか聞くために呼び出したの?」



「そうみたいだったけど」



「はぁ、菜乃花?今回はよかったけど次また呼び出されそうになったら絶対私に言って」



「え、なんで?」



これは私の問題だし、あんまり美奈に迷惑かけたくないんだけどな。



「なんででも!!いい?」



「わかった」



一応返事しておかないと怒りそうだから返事をしておく。



「よし、じゃあお昼ご飯食べよー!」



そうだ、お昼ご飯食べてない。



あぁ〜、時間が少なくなっちゃった。