割と同期皆にバレた時の話。

レミ「あれ、ゆな眠たそう…」

レミはゆなのめちゃくちゃ仲良い友達。俺ともまあ仲良いけど。俺は女の子誰でも仲良いけど。

「昨日寝てないからな…」

昨日お泊りしてて、あんま寝かせてない。何でって?そりゃ、ゆなが可愛すぎて、ね(笑)

レミ「え?」

「いや何もない」

レミ「ゆな〜〜大丈夫〜?帰る〜?」

レミはゆなが心配そう。

ユキカ「ゆなちゃーん?起きて〜」

ユキカもゆなと俺の友達。心配そうにゆなを見てる。

「ん〜〜…」

ゆなはやっぱり眠たそう。仕方ないか…

しー…

みんなに目配せしながら唇に指を立てて"静かに"と言って、

にこ

少しだけ、悟れと笑いを含むと同時にゆなのサラサラのロングヘアに触れる。

サラッ

「ゆなちゃん?起きよっか」

サラサラの髪は長くて、柔らかい綺麗な茶色の髪。
誰でも触れたくなるような人形みたいな髪。

「んう…や〜…」

王子様に起こされても起きる気はないとでも言うようなゆなに呆れつつ、みんなに口パクで秘密にしてね、と言うと

ハッ…

こっこれは…付き合ってるな…?!とでも言いたそうなみんなの顔が本当に面白い。

チカ「凌くん、?ゆなと付き合っ「しー…」

まだ、ゆなを起こさないように、そーっと。

ニコ

きゃあぁあぁ

ユキカ「ゆなちゃん〜可愛い…」

すやすや寝ちゃったゆなを見てほうっと、女子から声が出る。

「ん〜…連れて帰るわ。ほら、ゆなちゃん起きて〜」

ぐい

でもやっぱり起こさないと車にも運びにくいしなあ…と思い、起こそうと身体ごと腕から引っ張ると、

「ん〜〜」

すぅ…

一回起きたゆな。けどまた寝惚けて寝てしまった。
そこで初めてスズが喋る。スズも俺たちの友達。

スズ「凌くんほんと悪いよ〜でも皆付き合ってること知らないと思う」

ユウ「誰も分かんないんじゃない?先輩も」

「うん、言われたことないな」

スズ「ゆなが凌くんに普段近付かないからだよね、そういうとこほんと上手いなぁゆな」

ま、…ゆなは普段無意識だと思うけど。俺に普段興味が向かないだけ(笑)

とさ、っ

寝惚けたゆなが傾く。

「…ん、」

倒れないように、自分の方に引き寄せる。

スズ「ん〜〜確かに、でも彼氏なのに近付いてくれない気持ちよね」

ユウ「やっぱゆな、ビッチ…?!?!」

ニヤニヤしながら言うな腹立つ(笑)
ゆなは服装がエロ可愛いだけでそこまで遊んでない(笑)

「ユウはゆなをそうしたいだけだろ?むしろめちゃくちゃ純粋で可愛いから」

ユウ「はあ〜〜(もうこれ絶対ヤってるよね〜〜)」

スズ「まあこんなギャップの子いないもんね普通。ていうかゆな、凌くんにもたれかかって寝てるの可愛い〜」

レミ「昔からゆなはしっかりしてるのに普段ふわっふわの抜けまくり子ちゃん」

「まあそういうことなので。」

連れて帰るためにまた、ゆなを起こす。

グイッ

「ほら、起きて」

「んぅ…やだ…」

…女子達みんなゆなのこと見てるし可愛い…////って見てるのが伝わる。

ユウ「凌くん、よく普段我慢出来るね。ゆなって普段から結構発言とかも天然すぎていつも可愛いよ」

レミ「ほんとだね、彼女だったらきゅんってしそう♡」

「いや場所はわきまえてるから」

スズ「うるさ〜い、絶対スキ見て色々してそうだから嫌だわほんと」

同期にはこの日にバレたけど、ゆなは寝てて知らないからみんな黙っててくれるらしい(笑)