ユウちゃんに付き合ってるのがバレた時の話なんだけどね、あんまり誰にもバレてなかったんだ。
その日はユウちゃんとりょーくんとご飯に行ってて…

ユウ「トイレ行ってくるね〜」

「いってらー」

「もーユウちゃんはお水飲み過ぎだよね」

「…ゆな、今日大人っぽい。お団子可愛かった」

「?そう?普通だけど、」

「何で髪下ろしたの?可愛かったのに」

「な、普通ってさっきも言ったでしょ…!///」

「いや今日ほんとに、可愛すぎる」

くしゃくしゃッ

お団子が頭痛くなっちゃうから、崩してふわふわしていた髪を、りょーくんはさらにグチャグチャにしてくる。キューティクル壊滅…!

「…ユウに言う?」

「ちょっと!髪ぐちゃぐちゃ…っ、…ん、どうしようかなぁ…ユウちゃんなら、いいかな…?」

「……それよりももう無理なんだけど。この時間に一緒に居たら。」

その時間は夜の12時くらいだったはず…

スルッ

りょーくん、店の中なのに服の中に手を滑らせてきたから、あたしちょっと断っちゃった。

「ッ冷た…盛んないでよ、高校生みたい!どこがハタチのおにーさんなんですか〜?」

ちなみに、この時りょーくんは20歳。あたしは18歳ね。

「ゆな今日まじで可愛いし18歳ってさっきユウと話してただけでハタチのおにーさんは興奮した」

「キモ。もうりょーくんきらいへんたい通報する」

本当に気持ち悪くない??どう?見た目は爽やかイケメンだから悪いよねえ…この男。

パチッ

とかなんとか考えてたらホックも取られてて。

「…!!…もう…っ///「凌くん♡」

「え?」

「凌くん…?♡ってさっき呼んだの割と破壊力やばかった。もっかい」

「…???りょーくん?」

意味わかんない…!りょーくんっていつも呼んでるし!

そんなことしてたら、ユウちゃんがトイレから戻ってきて。

ユウ「…何してんの?!さっきから見てたけど」

「ユウちゃん〜〜たすけて〜〜?涙」

ユウ「ゆなかわいいけど!!」

「いつから見てた?」

りょーくんがユウに質問したら…

ユウ「18が興奮したってとこから」

「うわぁ一番変態ぽいとこ」

ドン引きだろうなーユウちゃん。

ユウ「で、付き合ってるのね♡」

「そういうことですね」

サラッと言ってのけるりょーくん。

トンっ

「〜〜っっ!///近い…///」

ユウ「凌くーんそろそろゆな困ってるから」

ふええぇ

「ユウちゃん〜〜涙 ブラのホック…つけて?涙」

ユウ「?!凌くん?」

ユウちゃんも流石にちょっとだけ怒ってる、ような…?(笑)

「さっき外した」

「よりによって今日ちょっとサイズ合わない小さいやつなのに〜涙」

「ちょっと待ってそれ聞いて脱がさず帰るって拷問かな?」

ニコニコしてイケメンな顔でよく言うわ…

ユウ「うるさい、ゆーなちゃん。その男危ないからあたしのとこおいで〜」

「行きたいけど抜けられない…」

飲食店って奥の隣座っちゃうと抜けられないの、ほんと!

ユウ「もー、かわいすぎゆな!!」

「だって〜〜〜〜泣」

本当に抜けられないの!

「ゆなは可愛いからここにいて」

「うるさい変態」

あっ、こんな暴言もあたし通常運転です♡
こんな感じでユウちゃんにはバレちゃったんだよね。