ブサイクだけど、キスしてくれますか?

「雪城くん、もっと私に構ってよ…もっと私を…」

「え?」

「あ、なんでもないんだ……ごめん、さっきのは忘れてほしい!」

「忘れられないよ、幸枝さんがそんな寂しい声しているのに。今どこにいるの?会いたいよ!」

「新宿」

「今すぐ向かうよ」

雪城くんは、すぐに新宿にきてくれた。
感情がぐちゃぐちゃになったけど、顔を見た瞬間死にたいくらいに嬉しかった。

夜の街を超え、2人で朝を迎えたのだった。

「雪城くん、私たちって付き合ってるの?」

「幸枝さん、僕のこと好き?」

「好きだよ、本当に大好きなんだ。」

「そっか、ありがとう」

雪城くんの言うありがとうは、嬉しいのありがとうじゃない。
傷つけないためのありがとうなんだよね。分かってるけど、やっぱり無理だよ。
諦められないんだ。