ブサイクだけど、キスしてくれますか?

そこからは、ディナーを楽しんだ。旬の野菜が使われていて、普段食べないような料理美味しい料理に舌づつみを打った。

仕事の話、プライベートの話、色んな話をした。
店長は27歳で4つ歳上なので、若いのだけども考え方が大人な考え方を持っていた。

「あのさ、言いにくいんだけど」

「なんですか?言ってくださいよ」

「九重さんは素敵だから、お付き合いしたいなって思っているんだけど。すぐには返事を出さなくていいんだ。少し考えておいてほしい」

「お付き合いですか…考えさせてください。」

嫌な性格だけど、直ぐに店長のスペックと値打ちを考えた。
大手コンビニチェーンのフランチャイズ店の店長。
フランチャイズを経営している会社のエリアマネージャーにもうすぐなると言われている。
バイヤーとしての知識もあり、失業したとしても潰しは効く。
真面目で従業員思い。
顔は、中の中。

私には、凄く上等な男性だった。でも心が浮つかない。心のどこかで、雪城くんに相手されないと思っていても、追いかけていたい自分がいるのだ。