優斗は私を離すと少しづつ話し始めた。

「あの女は俺の会社の後輩なんだ。
1度告られたことがあって...。でも沙羅がいるから断ったよ!」

やっぱり...。

あの女の人に告られたことあったんだ...。
そりゃカッコイイから仕方ないけど......。

私はその話を聞いて俯いてしまった。

「俺はこの前沙羅の学校に迎えに行ったんだ。」

「えっ!?」

「たまたま仕事が早く終わって校門の前で待ってたんだ。
でも沙羅はなかなか出てこなくて...。
やっと出てきたと思ったら男と楽しそうに出てきて...
そしたら俺なんでここにいるんだろう
とか思っちゃってさ」

そっか...私も知らないうちに優斗を傷つけてたんだね...。

「ほんとごめん...。俺の嫉妬で
沙羅をこんなに追い詰めて...。」

「優斗...。私の方こそごめんなさい...。」

「あの女はほんとになんとも思ってないから!
俺には沙羅だけだから!!」

優斗は必死に伝えてきた。

「わかってるよ...。私も優斗だけだよ!!」

もう二度とこんなすれ違いがないように
私の気持ち全部聞いてね!!

私も優斗の気持ち聞いてあげるから!!

「優斗、ありがとう!大好きだよ!!」

「俺は愛してる!」


  END