彼の溺愛はわかりづらい。



「で、どーすんの?このまま真っ直ぐ行く?それとも、飯食った後だし、どっかで時間潰すか?」

「…んー。お腹にはまだ入るような気がするけど、ゲーセン寄りたい」



多分、腹八分目ぐらいまではお腹にたまってるのかな…。
これ以上食べられなくはないけど、もう食べなくていいかな…っていう感じ。

…今食べたら絶対太る。



「了解」

「あんたは?どっか寄りたいとことかある?」

「いや、俺は大丈夫。渋川の行きたいところ付き合う」

「…それは、ありがとう」



海堂が紳士すぎて少し気持ち悪い。

…いや、もしかしてこれが普通で、いつもが何か変なのかもしれない。
(本人すら気づいてないけど当たり)

…だとしたら、本当はものすごくいい奴で…いや、じゃあ何で私には大体あんな態度なんだ。いつもこれでいいのに。


それから、私たちは真っ直ぐゲーセンに向かった。

ちなみに、推しキャラのぬいぐるみが入荷されたと、公式ホームページでお知らせされていたからである。


…待ってて!今すぐ救出しに行くよ!未鶴くん!