色んなことがいっぺんにありすぎて少しの間呆然としていると、海堂が「なんか、ごめん」とだけ言ってきたから、私は「別に」とだけ答えておいた。
そんなこんなしているうちに、タイミングよく注文したものが運ばれてきた。
なんか、さっきので余計にお腹空いたような気がしたから、ほんとにグッジョブ店員さん。
「じゃ、いただきます」
「いただきます」
私はフォークでハンバーグを適当な大きさに切って口に入れた。
今日ずっと食べたかったからか、いつもよりおいしく感じた。
目の前にいる海堂は、わかめうどんを勢いよくすすっている。
…最近、麵をすすれない人が増えているそうだけど、どうやら海堂は、ちゃんとすすれるらしい。
なーんて、至極どうでもいいことを考えながら、私は黙々と手を動かした。
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「…ごちそうさまでした」
「うん」
私が食べ終わって手を合わせると、私よりも先にうどんを食べ終わっていて、スマホをいじっていた海堂が顔をあげた。
「自分の分は自分で支払う?それとも、これから毎日アイス奢ってもらう予定だし、ここくらい私が海堂の分まで奢ろっか?」
「…いや、自分で払う」
「あ、そ」
話はすぐにまとまったから、私たちは荷物を持ってお会計に向かい、素早くお会計をして店を出た。



