題名の無い本



そんな彼女に
目が止まった


周りは幸せそうに
美味しい料理を
食べているのに


彼女だけ
俯いている






彼女を見つめ続けて
何時間経つんだろうか



一人の男性が店に
入っていた


どうやら彼女と
待ち合わせしていたようだ



彼女は俯いていた
顔をあげ笑顔を
見せた



あたしは安心
したかのように

「はあー…」

ため息を一つつき




また歩き始めた










本当に寒い