二次会なしで、解散して私は病院に戻る途中の
コンビニに寄った

片岡さんにコーヒーでも差し入れよう。

病院に自販機はあるけど、いつも同じコーヒーじゃ
味気ないしね

それに院内のコンビニはもう閉まってるし。

私はブラックコーヒーを手に取り、会計を済ませて
病院へ向かった

長い廊下を過ぎて、薬局の明かりが見えた

あ、いたいた。

ドアの前で話し声が聞こえて立ち止まる

誰かいる?
耳をすませて聞くと、、、

「差し入れです。良かったら、、、」
「おー、ありがとう。」
「お口に合うかどうか分かんないですけど、、、」
「ん。うまい。このロールケーキ、若菜ちゃんが
作ったの?」
「はい。ケーキ作るの好きなので」