先生は私の左手をつかんで引き寄せると抱きしめた

当然の如く私の心臓は警鐘を鳴らしてる

こんなの危険、、、

ていうか、私、先生の首に手を回してるし、、、

無意識だった

私は先生を?
自分が気付かなかっただけ?

「結衣、好きだよ」
「先生、、、私、、、」

どんどん加速していく私の鼓動は、耳障りな位に
大きな音をたてていた

スッと身体を離した先生の妖艶な瞳は私の理性を
壊すには容易かった

「好き、、、です」

言ってしまった

もう元には戻れない

飛びたったら最後、目的地のない私達は着陸
出来ないんだから、、、飛び続けるだけ