忘れたくて先生にすがる私は醜いですか?

「涼介くん、、、」
「ん?どうした?」

情事のあと、私たちは倒れ込むようにベッドに
項垂れた

腕枕をしてもらいながら天井を仰ぐ

深い意味はない。
ただ聞いてみたいだけ、、、

「略奪したいって言ったら?」

いつかはそう聞かれるだろうと踏んでいたのか
先生は至って冷静だった

「本気でそう思ってるならいいよ」
「えっ?」
「聞いといて驚くの?」
「あ、だって困らないの?」

先生は笑いながら答えてくれた