次の日…

「又、会おうぜ!」

 宮岸さんはこう言って伊豆の方へ帰って行った。
 なかなか好青年だと裕太も私も思った。

 1人になった奥寺先輩に私が質問した。

「奥寺先輩はこれからも、宮岸さんとはラブラブですよねー?」

「うーん」

 奥寺先輩はジッと遠くを見ながら考え始めた。
 裕太が心配気に言う。

「そうなれば先輩たち、よけーにショックを受けるぞー」


 私は言い返す。

「ほっとけばイイじゃーん? 奥寺先輩が誰と付き合おうと自由なんだし」