目が覚めたら
見知らぬ所にいた
自分は外に出かけるところだったというのに


ガタンゴトン ガタンゴトン
と静かに音を立てて揺れている
時折 ピーピーと音が鳴ることから
私は汽車にいるのだろう
汽車なんて今どき珍しい…


ふと違和感を覚えた
あまりにも静かすぎる
当たりを見回してみるが 誰もいない
この車両には 私以外の乗客は居ないらしい