「結局、私と一緒に帰って来て………良かったの?」

新幹線で帰ってきた僕たちは

今は、僕の家のソファーに座ってのんびりしてる。

「当たり前でしょう。
そのまま実家に帰るなら、最初っから誘ってないよ。」

みぃが、気にするのも無理はない。

12月31日の大晦日の今日………

僕はさっきまで、広島の実家近くにいたんだから。

後、一時間もしたら新年を迎える。

「みぃ一人を、帰す訳ないよ。
広島にしたのは、別に実家に帰りたかったからじゃないし。
スムーズに案内するには、地元の方が有利になると考えて
場所を決めただけだから。
それよりも、みぃこそ帰らなくて良かったの?」

「…………………………うん。
もう、3年は帰ってないから。」

えっ!?

3年も??

母一人、子一人で生きてきた。

お母さんを支え、大切にしてきたからこんな性格になったと話してくれた。

お母さんを思っていたはずなのに………。

この辺りに、闇が隠れていそうだ。

続きが気になったけど………

今日は大晦日。

初めての新年を迎える恋人には、少し不釣り合いな話題だ。

みぃが聞いて欲しそうなら、新年だろうとクリスマスだろうと

いつだって聞くけど……………。

そうじゃないなら、今は二人で甘い時間を過ごしたい。

新しい年に、ゆっくり時間をかけて聞いてあげれば良い。

だって僕たちには、これから沢山の時間が待っているんだから。




みぃ………………

もう、ホントに逃がさないよ。

僕は、しつこいからね。

新しい年………

僕の溺愛で、みぃはきっとデレデレになる。

覚悟してね。

『もう、良いかい!!』