もういいかい?

「彼女は、竹内海晴さん。
僕の幼稚園の先生で、先輩。
年齢は、1個下。………………以上!
せっかく初めての旅行だから、もう行くね。
今度、ゆっくり帰ったらまた会おう。」

「あっ、航。
久しぶりでしょう?もっとゆっくりしたら…………
私、この辺りを散策してるから。」

遠慮と配慮からの言葉だと分かっているけど………

離れようとされるのが気に入らない。

「いいの、どうせコイツらはカープに行くんだから。
みぃは僕と旅行に来たんでしょ。」

ちょっと強めな言葉になったら

「ハイハイ、航が海晴ちゃんを大切にしてるんは分かったけぇ
こんなところで、痴話喧嘩せんの。」

「海晴ちゃんが怖がるじゃろう。
航のクセに生意気!」

「海晴ちゃん、航が怒ったらいつでもパンチして大丈夫じゃけんね。
ヘタレな航は、直ぐに泣くんよ!」

「そうそう!航が一番弱いんじゃけん。
ウチラ今からカープ行くけん、遠慮せんでええんよ!」

コイツらのフォローに救われた。

楽しい時間にしようと思ってたのに…………

修行が必要だな。

「じゃあ、仲ようせえよ。」

「今度、航が帰って来る時は海晴ちゃんも一緒においで。
航の昔話してあげるけん。」

口々にからかって、別れた。