もういいかい?

赤い集団に、度肝を抜かれた彼女は………

スッと僕の後ろに隠れる。

いつもフレンドリーな彼女には、珍しい光景だ。

「航!久しぶりだなぁ。」

「航、帰ってたんだったら連絡すれば良かったのにぃ。」

「ウチラ今からカープに行くんよ。」

「お前も一緒に行かんか?」

幼馴染みの出現に、ゲンナリする。

「あぁ、悪い。
今日は、彼女と旅行じゃけん行かれん。」

プッ!

突然、後ろに隠れた彼女に笑われてみんなの目が彼女に注がれる。

「あっ!ごめんなさい。
あの…………航が広島弁だったから…………つい。」

「航の彼女かぁ。ええよ、ええよ!
気にしとらん。
それより、べっぴんさんじゃのう。」

「ええっ!航の彼女さん??
航でええん?
こいつヘタレよ!」

「可愛いねぇ。
ちっちゃい。」

みんなの反応に目が点になっている。

いつもは、唯ちゃんが言われる台詞だもんな。